全日本選手権を開催するということ

レースとレースの間の隙間期間に全日本選手権が開催される益田市へ試走に来た。

レースのコースは益田市郊外、のどかな風景が広がる農村地帯だ。
スタート地点の公民館で自転車を組んでいると、館長さんが出て来てご挨拶していただいた。

ちょうど夕方にコース沿いの住民への説明会を行うということだった。
隣接する地域で合計3回行うとのこと。

いくら民家が少ないとはいえ、1周14キロに及ぶコース上には生活のラインがクロスしている。
当然だが、レース開催に賛成している人ばかりではない、しかも今回は3日間開催。

自転車レース開催者の労力は計り知れないが、少なくとも仕事であり賃金が発生している。
それに比べると商業施設以外の近隣住民にとって、(とくに農家さんなど
3日間生活ラインが制限をされるということはどちらかというとマイナスだ。

全ての賛成を得てのレース開催が難しいのがわかる。

全日本まであと約1カ月、
試走に来る方もいると思うが、レース前日も含めて、
コース上で事故は絶対に起こさないことや、現地でのマナーなど気を遣って欲しい。

コース上の青ラインが、分かりにくいコーナー部分だけなのが逆に胸アツだった。