第 87 回 全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース
1. レース詳細
レース名 : 第 87 回 全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース
日時 : 2018年 6月22日(金)12:01 スタート
天候 : 晴れ
クラス : 女子
出走 : 33名
距離 : 128k m(14.2km×9周)
場所 : 島根県益田市 北仙道地区振興センター発着 (14.2 km/周)
主催 : JCF
2. 機材
フレーム : DE ROSA SK
ホイール : Campagnolo Bora
タイヤ : MICHELIN PRO4 TUBULAR
ペダル : LOOK KEO BLADE 2 TI
レースウェア : Santini
シューズ : SHIMANO
ヘルメット : OGK KABUTO FLAIR
アイウエア : Kabuto PRIMATO-α350
ケミカル : MORGAN BLUE
ドリンク : MUSASHI REPLENISH
テーピング : New HALE Vテープ・Xテープ
ボディメンテナンス :
: さくら治療院
日本カイロプラクティックセンター大船
3. リザルト
順位 氏名 チーム タイム
優勝 與那嶺 恵理 WiggleHigh5 3:57'15”
2位 金子 広美 イナーメ信濃山形 +03'00”
3位 牧瀬 翼 Maaslandster international +06'45”
9位 西 加南子 LUMINARIA +16'34”
4.レースレポート
1年で最重要なレースが全日本選手権、選手なら誰もがこの日に最高のパフォーマンスを発揮したくてトレーニングしていると思う。
今年の全日本選手権は島根県の益田市で行われた。1か月前に試走にも来ており、レースに向けてトレーニングの予定を組んでいたが、この試走後に体調を崩し、一番大切な時期に予定していたトレーニングがこなせなかったことが悔やまれる。疲れている時はちょっとしたことで風邪をひいたり、内臓の調子を崩したりしやすい。
そんなこともあり、半分開き直って全日本選手権を迎えたので、いい意味でいつもに比べて緊張感がない。疲れを残さずにレースを迎えることに専念した。
レース2日前には現地入りし、コースを2周ほど試走、部屋に戻りリラックスして過ごした。レース前日は海岸沿いを走っているとエカーズの選手が来たので後ろに付かせてもらい快適に1時間ほど走り部屋に戻る。緊張していないので、よく眠れる。
気になることは、まだ内臓の調子が完全でないので、食べ物の吸収が遅い感じ。なるべく負担を掛けないように食事は少なめに小分けにして食べた。
レース当日、スタートは12時なので朝食を食べた後にも小まめに補給を摂り、レース会場に向かった。会場に着いた時にはすでにかなり暑かったので、リプレニッシュを小まめに摂りながらレース準備をする。1時間前にアップをスタート、ローラー台を持ってきていたが、気温が上がってきたので実走でアップ。スタート前にすでに汗だく・・・。
補給と水分を上手くとらねば今日は厳しいレースになるなと思い、ミネラルタブレットも補給する。
3周目から補給開始なので、ボトルは1本半、ポケットにはジェルを3つだけ入れてスタート。
【photo:Satoru Kato】
スタート後は焦らずに前よりの安全な場所で走る。アタックは掛からず、集団のまま3周目まで完了。
予想通り、かなり暑くなったので3周目で補給を受け取る人が多数、私は次の周回で補給を受け取ることにした。
4周目、補給を受け取ろうとスタートゴールラインを越えて、登りに入ったところで補給エリア側に寄ってスピードを緩めたところで與那嶺選手がアタック!えっ!そこ?慌ててボトルを受け取り踏み始める・・・・
1つ目のピークは先頭の数名から離れてクリア、2つ目のピークには前から落ちてきた数名を吸収して4,5人の選手でクリア、その後のアップダウンから中間地点までには7人ほどの集団になった。ローテーションをしていると、前を行く萩原、唐見、樫木選手3名が近づいてきた。そして合流、11人くらいの集団になった。
【photo:Satoru Kato】
11人になってからはローテーションが上手くまわらず、逆にスピードが落ちた。登りも余裕があったので、この集団から落ちることは無いと思っていたのが甘かった。
7周目に補給地点で樫木選手がアタック、反応したら一度停止しなければならないほど脚がガッツリ攣ってしまった。(それまでも前兆があったのを誤魔化してきてはいたのだが・・・)
悶絶しながら、とりあえず根性で脚を回す、上半身で脚を引き上げる感じでペダルを踏む。しばらくペースは落ちたが、攣りのピークは越えたので、使う筋肉を変えてペダリングしてペースを戻す。なんとか集団の最後尾までいかずに登りをクリアして中原選手と2人になる。そこからは我慢、我慢、最初は中原選手のペースについていくのもキツかったが励まし合いながらペース維持。ラストの周回に入って登りで前から大岩選手が落ちてきたので合流して3名になる。中間地点の牧場前の短い坂で中原選手がスピードアップ、私も反応して登り切ったところで踏み直して下りに突入すると大岩選手が脱落、中原選手とゴールへ向かった。
先頭ではないとはいえ、全日本なので2人でもゴールスプリントはするつもりでラスト1キロ通過。ラスト500で中原選手の後ろについて、300でスプリントが掛かったので私もスプリントを掛けたが、掛けると同時に両足が攣り、悶絶・・・・ゴールラインを越えた時にはペダルを回せなかった。
9位完走、10人しか完走していない、暑くて、厳しいレースだった。完走はできたが、色々残念でならない。