自転車を快適に乗るにあたって、とても重要なことは、自転車と接する3点を快適にすることです。
接する部分はハンドル、サドル、ペダル(シューズ)になるわけですが、
この3点、特にサドルとシューズはその接する部分に個人差があり、
1度自分に合ったものを見つけるとなかなか他の物に変更したくないものです。
私もこれまで使っていたスペシャライズドのTUPEは、それ以前何を使っていたか忘れるほど長年使用していました。(確かフィジーク)
今年、selle ITALIA(http://nichinao.jp/archives/1426)のサドルを試すことになりましたが、最初は重い腰が上がらなかったのは本音、笑
人間、現状維持、楽な方で行きたいもので・・・
これだけ種類があるselle ITALIAですから、これも良い機会、そして新しいことへの興味から日直商会のselleI TALIA担当者と打ち合わせをしました。
”idmatch SMART CALIPER”(http://nichinao.jp/archives/776)のサドル選択システムで幾つかのサドルに絞り込み、あとは私の好みを口で伝えて4つのサドルに絞り込んでもらいました。
測定では座骨の幅は狭く(S)、骨盤の前傾が深いタイプ(2か3)なのですが、
腰が左右に落ちないように安定する方が好きなので、前傾は深いけれど幅は広めの方(L)も入れてもらいました。
4点の中からローラーに乗って2点に絞りました。【FLITE T. E FLOW】L2【SP-01 KIT CARBONIO SUPER FLOW】L3
よく言われている、”乗ってサドルがお尻に馴染んでくる”って私にはありえません。
ちょっと乗って大丈夫だ!と思ったものでも長距離乗ったらダメなこともあるのに、最初のちょっとで合わない物は大抵合いません。(私は)
ただ、馴染む(って意味わからんが)までの時間も無駄だし、馴染む(って意味わかりませんが)までに違和感を我慢して使わなくていい筋肉使ったら身体のバランス崩れます。しつこいですが、笑
【FLITE T. E FLOW】L2
先端、中ほどの幅は私には合っている、フレームがソフトで座面の素材も薄め。
先端が少し下がり気味の形状だからか水平にセットしても前に少し下がる感じがしたので、水平に取り付け後、わずかに前上がりにする。シートピラーとの相性でわずかに希望の位置まで後退させられなかったが、問題ないレベル。
【SP-01 KIT CARBONIO SUPER FLOW】L3
先端、中ほどの幅はやや太め、先端、中ほどの淵が立っている感じがあるが気にならない。フレームは全体的にしなやかだが、座面の素材は薄めで好み、ソフトだけど芯がある感じ。
座骨が乗る部分が大きく2つに分かれていて、それぞれ手で捩じると簡単に動いてビックリするが、上から腰を載せると捻じれが抑えられる、レールと繋がった面白い立体構造。
ところで、サドル上で支点になる部分て座骨?
私は、支点かはともかくサドルに圧のかかる部分は座骨より、むしろ前よりの恥骨の方です。
だから好みのサドルは、サドル後方部分より恥骨部分が当たる中ほどがフラット、フレームがソフトでクッションが薄い物です。
サドル表面の素材がソフトで接する面全体で支えるタイプより、フレームそのもので骨格を支えるタイプが良いみたいです。
それぞれを使って美ら島センチュリーランで100キロ弱走ってみる。正直どっちも大丈夫、ただより快適なのとポジションが出しやすいのが
こちら!
【SP-01 KIT CARBONIO SUPER FLOW】L3 (骨盤広め、前傾深めタイプ)
前傾深めタイプはぴったり当たっていましたが、骨盤の幅に関しては狭目でしたが好みで広めタイプを選ぶ結果になりました。
これは私の中で久しぶりのヒット商品!なんと10年使い続けてきたサドルを変更しました。
しばらくこのサドルを愛用することになると思います。
新しいものを試すって手間は掛かりますが、やっぱり楽しいですね。
長くなりましたが、サドル変更でわかったこと・・・
物に限らず、これからも新しいことにチャレンジしなくては!ですねえ。